merlot_milliat’s diary

競馬について書こうと思っているブログ。

2020-04-26 砂煙舞い、鞭が飛ぶ フローラステークス

第55回サンケイスポーツフローラステークス(GⅡ)は、2020年4月26日、強風の東京競馬場でスタートした。

 

直前には京都競馬場で第51回読売マイラーズカップが行われ、昨年の春秋マイル王・インディチャンプが1番人気に応え危なげなく勝利していた。フローラステークスの1番人気はスカイグルーヴ。2020年の桜花賞馬デアリングタクトと同じ、父エピファネイア×母父キングカメハメハ新馬戦の勝ち方もあって期待されていた。

私はステイゴールド系の馬が好きなので、ここでは父オルフェーヴルのホウオウピースフル(2番人気)を応援。

 

 

東京競馬場の芝2000m戦、17頭の3歳牝馬は1コーナー奥のスタート地点から2コーナーに向かって進み、そこからは芝コースのとおりに走る。3コーナーまでは追い風のためか、実況によると最初の1000mは58秒6で速いペース。

3コーナーから4コーナーのあたりで、映像が白く霞む。直線(4コーナーからゴールまでの真っ直ぐなコース)に差しかかると、より白くなった。

一つ前の鎌倉ステークス(ダート1400m)も強風のため、ゲートをとらえる映像はぶれまくる状態だった。しかし、ダート戦なのもあって、砂煙が多少ひどくても気にしなかった。

まさか3コーナーからゴールまでの間、向かい風で芝コースにダートの砂が舞い上がるとは思わなかった。17頭の姿が何度も霞んで、気づいたらホウオウピースフルが先頭集団の後ろにいた。スカイグルーヴは外から。ウインマリリンが内から前へ。残り300mほどで先頭に立ったウインマリリンの鞍上が鞭をすっ飛ばしたように見えたが、映像が白っぽく確信は持てない。ホウオウピースフルが間を割って上がってくる。ウインマリリンが先頭。ホウオウピースフル、外から来たフアナが迫るも、そのままウインマリリンが押し切った。

 

芝コースを走る馬の中に、ダートも走れる馬もいるのは知っている(直近だと芝のGⅠ馬モズアスコットが2020年2月にダートのGⅠも制している)が、芝コースを走りながら砂を浴びるケースがどのくらいあるのか。砂煙がどの程度影響したのかはわからない(ラップを見ると4コーナーあたりで疲れたのか砂にひるんだのか、12秒5と緩んでいる)。でも、このレースに出ている馬はみな3歳。砂を嫌がったっておかしくはないと思う。そして勝負所でウインマリリンの鞍上・横山武史騎手は鞭を落としている(レース後の勝利ジョッキーインタビューで確認)。それでも構わずゴールまで駆け抜けたウインマリリンは鞍上とともに重賞初制覇。インタビューによると気性・距離共に問題ないらしいので、オークスに間違いなく出走してくるだろう。このコンビで3戦3勝しており、相性も良さそうだ。

私が応援していたホウオウピースフルは、ウインマリリンに首差2着でオークス優先出走権を確保。本番には泥にまみれながら勝ち桜花賞馬となったデアリングタクトが出走してくると思われるが、私は砂煙舞うフローラステークスを制したウインマリリンとホウオウピースフルを応援したい。

 

フローラステークスを見て、どうしても書きたくなり書きました。コースの特徴やラップを調べたり、レース映像を行きつ戻りつ10回くらい観ました。レースの映像のリンクが貼れればいいのですが……。今後はもっとふにゃふにゃな文章になると思います。