merlot_milliat’s diary

競馬について書こうと思っているブログ。

2024-03-09 舞い上がるような気持ち

イグニション(シャルマンレーヌの20)は2024年1月10日付でJRAに転入した。
栗東トレーニングセンターの畑端厩舎に入厩。畑端調教師にも落ち着いている印象を持たれたようだ。調教時計で比較すると、粕谷師のときより若干ハードな調教になったか。しっかり乗り込まれ、12戦目に向かった。

12戦目

2024年2月3日(土)京都・4歳以上1勝クラス(ダ1400m)角田大和騎手で出走、結果は11着。
園田競馬で連勝した距離で転入初戦を迎えた。馬体重456kgはこれまでで最小。冬毛も生えてあまり見映えはしない様子。
レースではスタートが成功し、スムーズに2番手につける。4コーナーは先頭3頭のところにいたものの、直線残り200mで後続に飲まれてしまった。JRAにいた頃よくあった負け方で、個人的に少しショックを受けた。

その後は馬体重を前走から14kgも減らしてしまったため、カロリー高めのご飯にしてもらったらしい。また、獣医に診てもらったところ、腰がようやく使えるようになって負担がかかっているのではとのことで、腰の治療を受けたそう。

13戦目

2024年3月2日(土)小倉・4歳以上1勝クラス(芝1200m)角田大和騎手で出走、結果は優勝!
久しぶりの芝のレース。スタートは5分に出て、ダッシュして先頭に立つ。ほとんど競り掛けられることなく先頭を進み、4コーナーに差し掛かったところで4馬身差をつけていた。直線はほぼ独走で、追ってくる1番人気の馬にクビ差で勝利した。
稍重の小倉最終週の芝コースはイグニションにはうってつけだった様子。連続騎乗し今回思い切ったレース運びをしてくれた角田大和騎手にも大変感謝。

「なぜそこまで早くないペースで先行する馬に競り掛けてこなかったんだろう?」とレース後少し考えてみた。
イグニションの前走とこれまでのJRAでのレースを見て予習した場合、逃がしたところでどこかで垂れてくるだろうと思われた可能性はあるかなと思う。

これでイグニションはJRA初勝利。出資者の皆様、おめでとうございます!
スノードラゴン産駒もJRA初勝利ということで、netkeibaさんのXでも紹介され、これをきっかけに父のファンや園田競馬で知ってくれた方達にも知れて、祝っていただけた。ありがたい。

そして2勝クラスに昇級。まさかこんなに早く1勝クラスを突破するとは思っていなかったし、一口18,000円の出資馬が本賞金1,200万円超えを達成してくれるとは。大きなケガや頓挫もなく、馬主孝行すぎる。

3月8日の更新でレース後も元気なことがわかって安心した。一度休ませることになり、7日に吉澤ステーブルWESTに移動していた。次走は4月頃のようだ。

2023-12-10 1年と11回

イグニション(シャルマンレーヌの20)は2023年12月10日でデビュー1周年を迎えた。
未勝利戦を勝ち上がれなかったが園田競馬へ移籍して2勝をあげ、JRAへの再登録にこぎつけた。11戦を無事に走り抜いて大きな怪我もなく、出資額分はきちんと回収できて、本当に立派だと思う。
以下2戦目からの振り返り。長くなるので畳みます。

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2022-12-21 火は付いた?

イグニション(シャルマンレーヌの20)は12月10日(土)中山・2歳新馬(芝1600m)永野猛蔵騎手でデビューした。結果は7着。
近況が12月10日、16日に更新された。
以下、ノルマンディーオーナーズクラブwebサイトからの引用。

2022/12/10 (中山競馬場)馬体重:472kg
★12/10(土)中山・2歳新馬(芝1600m)永野猛蔵騎手 結果7着

「悪くない競馬だったと思いますが、正直もう少しやれると見ていただけに残念な結果でした。ジョッキーは『まだ緩さがあるのでコーナーで走りが流れてしまいますし、追い出してからの反応もその影響があったと思います。距離はこれくらいか、もっとあっても良いように感じました』と話していました。(後略)」(粕谷昌央調教師)

この日は出資馬の初出走ということで、中山競馬場で現地観戦。
はじめて見たイグニションは、きれいな栗毛をぴかぴか光らせていました。しっぽにはかわいい飾りをつけていました。ほんの少し心配していた馬体重は472kg。絞れている!
パドックで撮った下手な写真を添えます。動画も撮ろうとしていたのですが、目の前をイグニションと永野騎手が歩いてたのに動画の録画ボタン押し忘れて見とれてました)

返し馬の前には、ほぼすべての出走馬が誘導馬にくっついて歩くという微笑ましい光景もありました。
現地ではほとんど展開がわからなかったのですが、実況では何度か名前を呼ばれていることはわかりました。

レース映像を確認してみたところ、ゲートは少し遅かったか。4コーナーあたりまで5番手を追走でき、最後は伸びなかったものの大失速にはいたらず7着でゴールしたこと、前後左右に馬がいる状態を経験できたことは良かったのではないかと思います。パトロール映像ではほぼ真っ直ぐ走れていたように見えたので安心しました。
永野猛蔵騎手のコメントは興味深くて、距離は長い方がいいんですね。1週前追い切りの柴田大知騎手からのコメントにもありましたが、馬体にまだ緩さがあることが影響したと。

2022/12/16 (美浦トレセン)
「厩舎の期待が高かったですし、もっと走れると思って送り出したので、先週は残念な結果でした。(中略)ただ、馬自身は元気いっぱいで、次は上積みがありそうなんですよね。クラブ側とも協議した結果、来週の想定を見つつこの先のことを決めることにしました。(中略)芝にこだわって出走が引き延ばされていくのは今後の支障となりそうなので、場合によっては2歳のうちにダートを試してみることも検討しています」(粕谷昌央調教師)

デビュー戦の勝ち馬はイグニションよりさらに遅生まれの岡田スタッド生産馬。イグニションはより晩成かもしれません。
入厩前にお世話になった吉澤ステーブルEASTさん、粕谷調教師にいい素質を感じていただいているようなので、このレース経験を得てまた成長してくれることを期待しています。

こんなことを書いていたら、次走予定が12月25日(日)中山競馬場のダート1200mに三浦皇成騎手と発表された。ダートも距離短縮も父の適性を見ると合うかもしれない。まずはゲートに入れますかどうか。

2022-12-10 デビューははじまり

イグニション(シャルマンレーヌの20)の近況が12月8日に更新された。
以下、ノルマンディーオーナーズクラブwebサイトからの引用。全文引用したい気持ちを一生懸命抑えた結果虫食いになった。

2022/12/8 (美浦トレセン)
☆12/10(土)中山・2歳新馬(芝1600m)永野猛蔵騎手

「(前略)先週しっかり負荷を掛けていたので、今週は坂路でサッと追い切っていますが、古馬を追走して余裕を持ったまま同入に持ち込んでいます。先週、そして今週と馬場が重い中でも終いまでしっかりした脚取りでしたし、この馬はやっぱり動きますよ。(中略)この条件だけあって血統馬なども揃っていますが、楽しみを持って送り出せるところ。いきなりから、いい走りを期待しています」(粕谷昌央調教師)

イグニションはここまで元気で、こつこつ調教を積んで、気性や走りを粕谷調教師にほめていただいてきた。予定していたデビュー戦にも無事出走が叶いそうで本当にうれしい(水曜の出走想定では26頭とあって出走確定までかなり心配していた)。

レースには大変な人気になりそうな良血馬も、素質馬もいるようだ。
とにかく無事に帰ってきてほしい。競走馬としてのイグニションはこれがはじまり。永野猛蔵騎手と一緒にがんばってね。

2022-12-04 それだけ伸びしろが

イグニション(シャルマンレーヌの20)の近況が11月25日、12月2日に更新された。
以下、ノルマンディーオーナーズクラブwebサイトからの引用。

2022/11/25(美浦トレセン)
「予定が中山開催の2週目となり、そのまま進めていくと煮詰まってしまいそうだったことから、今週は15-15程度にとどめています。速いところに行くと落ち着いて走るのですが、これくらいのペースだと気良く走っていきますね。(後略)」(粕谷昌央調教師)

11月21日週は早い調教をひかえていたようだ。速い方が落ち着いて走るらしいというのは、めずらしいのだろうか。

2022/12/2 (美浦トレセン)
「先週末に少し時計が出過ぎてしまったので、今週はどうかなと思っていましたが、反動などもなくいい追い切りを消化できました。騎乗した大知(柴田大知騎手)は『いい動きでしたが、まだ少し緩さが残っています』と言っていましたが、デビュー前の2歳馬なので当然と言えば当然ですし、それだけ伸びしろがあるという事。(中略)12/10(土)中山・2歳新馬(芝1600m)に永野猛蔵騎手で向かう予定にしています」(粕谷昌央調教師)

12月1日の時計は4F 53.1、ラスト1F 11.6。確実に時計を詰めている。柴田大知騎手が騎乗してくださったこともあり、とても良い追い切りだったのでは(脚色は「馬なり余力」)。
多くの馬を知る騎手から「まだ少し緩さが……」と言われるのは、イグニション自身が遅生まれで「奥手のタイプ」と言われていたこともあり気にならない。どちらかというと粕谷調教師の「伸びしろがある」というコメントを信じたいところ。

最後に、12月10日(土)中山競馬場の芝マイル戦に永野猛蔵騎手で向かうと発表されて、すごく驚いた。アイルビーザワン(イグニションの半兄)に騎乗したこともある騎手だ。来週の直前追い切りではイグニションに騎乗いただいて、感触をつかんでいただけたらなと思っている。

2022-11-22 会えるのはもう少し先

イグニション(シャルマンレーヌの20)の近況が11月18日に更新された。
以下、ノルマンディーオーナーズクラブwebサイトからの引用。

「先週末に初めてウッドコースで追い切って感触が良かったことから、今週も同様に追い切っています。(中略)まだ時計を詰められる手応えがありますし、やっぱり馬の感じは良いですよ。当初は中山開幕週の芝かダートの1200m戦を考えていましたが、普段乗っているスタッフや、今回乗った初也(木幡初也騎手)からは1600mくらいの方が良いんじゃないかと進言があったので、12/10(土)中山・2歳新馬(芝1600m)を目標に進めていくことにしました。(後略)」(粕谷昌央調教師)

イグニションは引き続きこつこつ調教を積んでいる様子。ウッドチップコースでも良い感触だったということなので、ちょっと安心した。時計もじわじわと詰めている。

そして、デビュー戦。マイルに決まってちょっと驚いた。両親ともに短距離馬だし、粕谷調教師も考えておられたように、12月3日(土)の中山競馬場の芝かダートの1200mのどちらかだと思い込んでいた。
気性面のハードルはなさそう、というのはここまでの近況を見る限り信じられる。騎乗したスタッフ(調教助手さん)と木幡初也騎手の進言は、イグニションのことを思ってのこと。適した舞台でデビューできるのが一番だと思うので、陣営の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
待ち遠しい気持ちもあるが、こればかりは人間が焦ってもしょうがない。

2022-11-13 ここからピッチを上げて

イグニション(シャルマンレーヌの20)の近況が11月4日、11日に更新された。
11月9日17時過ぎに茨城県南部で震度5強の地震があったが、美浦トレセンには影響はなかったようで安心した。
以下、ノルマンディーオーナーズクラブwebサイトからの引用。

2022/11/4 (美浦トレセン)
「(中略)予定通りにきていますし、本当に手が掛からない馬なので進めやすいですよ。このままデビューまでいけそうなので、ここからピッチを上げていきましょう。今の感じだったら東京開催中は少し急仕上げになってしまいそうなので、12月の中山開催を照準に態勢を整えていこうと考えています」(粕谷昌央調教師)

2022/11/11 (美浦トレセン)
「今週は55秒くらいのところを消化しようと思って3頭併せをおこないましたが、しっかり同入に持ち込んでいます。まだ手応えに余裕がありますし、ここから伸ばしていけそうですよ。ここまでは全く問題なく進められていますし、週末はウッドコースで追い切ることも考えています。短距離血統馬っぽく、どこかでピリッとしてきそうな感じもしますが、今のところ悪い面は一切ありません。今後が楽しみな馬だと思います。(後略)」(粕谷昌央調教師)

12月の中山開催に向けて、順調に進められているようだ。ずっと健康で、「本当に手が掛からない馬」「今のところ悪い面は一切ありません」と粕谷調教師にコメントいただくほどだから性格面も大丈夫なのだと思う。「今後が楽しみな馬」らしい……個人的には順調すぎてちょっとこわい。

イグニションは初めて時計を出した日から直近までずっと、助手さんが騎乗し美浦トレセンの南馬場の坂路で追い切られている。全体時計だけ簡単に比較してみたい(助手さんがいつも同じ方とは限らないが、それは無視させていただく)。なお、馬場はすべての日で良馬場、脚色は「馬なり余力」だったようだ。

日付 タイム 備考
2022-10-23 4F 59.9
2022-10-30 4F 59.8
2022-11-03 4F 56.9 併せ馬
2022-11-06 4F 57.4 2回追い切り
2022-11-10 4F 54.8 併せ馬

15秒ペースから徐々に詰めて、現在13.7秒くらい。粕谷調教師が狙ったペースでしっかり走れている様子。
9月16日の近況で、吉澤ステーブルEASTの担当者さんに「やればやるほど動いてくれますね」とコメントいただいてから、強く追われたらどのくらいの時計が出るのか気になっていた。次週の近況・調教情報の更新を楽しみに待ちたい。