merlot_milliat’s diary

競馬について書こうと思っているブログ。

2022-06-17 スノードラゴン産駒初勝利

2022年6月3日、スノードラゴンの初年度産駒が笠松競馬800mでデビュー。

ユーセイルミナス(2歳牝)は先頭の馬に果敢に競りかけ、3着だった。

 

6月17日、同じコースでの新馬戦。

ツミキヒトツ(2歳牡)はオッズ1.4倍の断然の1番人気に押された。

まだ2頭しかデビューしていないが、どうもスノードラゴン産駒は先頭に行きたがるようだ。ずっと先頭で走ってゴール。産駒初勝利を上げた。

 

個人的には、最初はレースを使って少しづつ成長し、数戦目で勝利してコツコツ稼いでいくようなタイプとみていた。初戦から先頭にガンガン行こうとするのは意外だった。

レースに前向きなのだとすれば、とてもいい傾向だと思う。今後は2頭とも距離延長だろうか。

デビュー2頭目で初勝利もかなり驚いた。10頭しかいない初年度産駒からきちんと勝ち上がって……自分の所有するシャルマンレーヌの20もそうだといい。

 

シャルマンレーヌの20は6月15日に近況が更新された。5月31日近況と同様の調整のようだ。順調、健康でひとまずは安心。秋の入厩を目指し、しばらくは北海道で過ごすようだ。

 

2022-06-01 ハッピーバースデー

本日6月1日、ノルマンディーオーナーズクラブから会員証が届いた。無事出資できてほっとした。

 

私が一口馬主デビューさせてもらった出資馬は「シャルマンレーヌの2020」。

スノードラゴンの初年度産駒で栗毛の牡馬。

スノードラゴンは現役の頃応援させてもらった馬でした。血統はちょっとめずらしいCaro系、ステイゴールドの近親。

調教動画がよく見えて、出資を決めました。

2020年6月1日生まれ。5月15日から31日の間に20kg近く増えているらしいので、これからもどんどん成長しそう。デビューを楽しみに待ちたいと思います。

ご一緒の皆様よろしくお願いします。

 

そして、シャルマンレーヌの2020くん、2歳のお誕生日おめでとう。これからよろしく。

2022-05-16 ご縁があれば

10時からノルマンディーオーナーズクラブの3次募集の先行募集申込開始。
この期に及んでちょっと考えたものの、がんばってWeb申込フォームを埋めて送信した。
本人確認書類は手間取ったものの、なんとかメールで送信。(午前中に送ると夕方までには受領連絡をいただいた。早い。)
たった1口の申込なのだが、自分なりにいろいろ覚悟はしたつもりである。
私の出資(申込み中の)馬は人気がありそうなので、できなかったらそれはそれでデビュー戦から応援させていただけたら……と思う。

 

なお、数日前から規約などを読んでいて、気になったのは「優勝したレース映像のDVD」。JRAからもらえるらしいが、400口ならのべ400名の一口馬主さんがいるので分配できないそう。当たり前ではあるが、機会があれば一度視聴できないかと思った。
もちろん勝ったときのことだけでなく、やむなくファンド解散のときの条項などもある。

 

入会(出資)申込の確定は30日なので、仕事に追われてすぐ過ぎると思う。

2021-10-24 いくつもの縁に捧げる 菊花賞

第82回菊花賞(GⅠ)は42年ぶりに阪神競馬場で施行された。

3000mはどの3歳馬にもはじめての距離。気合をつけてハナを奪ったのは4番人気のタイトルホルダーだった。そしてそのままペースを握る。

 

タイトルホルダーは、私が2021年のクラシック三冠競走でずっと応援し続けた馬であり、同じくずっと応援しているメロディーレーンの半弟である。この姉が340~350kg前後と小柄な馬体でありながら立派なステイヤーで、2019年菊花賞に出走し5着と健闘した。

姉弟の生産牧場である岡田スタッドの代表、岡田牧雄氏は「一番使いたいのは菊花賞」だと弥生賞優勝後のインタビューに答えていて、私もずっと期待していた。三冠競走は皆勤賞で、皐月賞は2着。菊花賞トライアルのセントライト記念では包まれてしまい13着に終わったが、けがはなくメンタルへの影響もないということだった。

 

最初の1000mが60秒、少し早いか。残り1000m、3コーナーでタイトルホルダーに後続が追い付いて、セファーラジエルとの差は4分の3馬身。4コーナーを曲がり、直線に向かって全馬スパート。

おかしい、タイトルホルダーと他の馬との差がどんどん開いていく。

牝馬ディヴァインラヴが伸びてくる、残り200mを切る、ステラヴェローチェとオーソクレースが追ってくる。

「しかし残り100です!」

あと100mでは絶対に追いつけない。

結局タイトルホルダーは5馬身差をつけて、阪神3000mを逃げ切った。

 

戦績を眺めて改めて思ったが、タイトルホルダーは新馬戦以外、メインレース(11レース)ばかりを7戦走っていた。

昨年末のホープフルステークス(GⅠ)では4着で、優勝したダノンザキッド、2着だったオーソクレースに負けていた。しかし、報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)ではのちにNHKマイルカップ(GⅠ)を制するシュネルマイスターやダノンザキッドを相手に横山武史騎手の手綱で逃げ切り重賞制覇。名に恥じない称号を手に入れた。皐月賞では横山武史騎手が優勝したエフフォーリアに騎乗しており、タイトルホルダーは3馬身差の2着。日本ダービーではシャフリヤール、エフフォーリアに突き放され6着。セントライト記念では13着に終わる。

14時から16時の間のみ、ほぼテレビ観戦の私でもほぼすべてのレースを観戦することができた。だからこそ思い入れも強くなった。

 

生産牧場の代表、岡田牧雄氏は前日放送されたウイニング競馬のインタビューで「心肺機能がすごく優秀なので逃げてほしい」とおっしゃっていた。そのとおりになったし、こんなに鮮やかに勝つところまで想像されていたのだとしたら……。

 

オーナーの山田弘氏は、母のメーヴェ、姉のメロディーレーンにも共有馬主にならないかという誘いがあったというが、出資は見送っていたそうだ。ドゥラメンテの共有馬主でもあったことから初年度産駒を所有したいと探していたところ、タイトルホルダーがセレクトセールに上場することを知り、2000万円で落札した。ここまでの成長、レースの走りを見て、どんなにうれしかっただろう。

 

栗田徹調教師は、皐月賞前のNumberの取材で母・メーヴェ栗田博憲厩舎の調教助手時代にみていたこと、母を見ていた事を知ったオーナーが「せっかくの縁だから是非」と預けてくれる運びとなったことを話している。ずっと心肺機能の高さを評価してきたし、初の輸送も金曜日に行うことで乗り越えた。クラシック初勝利の準備はできていたのかもしれない。

 

横山武史騎手は皐月賞に続き、菊花賞を制覇。GⅠ初勝利から半年で2勝目を挙げた。まだ22歳と若く、勢いがある。父・典弘騎手がセイウンスカイ菊花賞を勝利したときと同じ逃げ切り勝利だったことも話題になった。お手馬にはエフフォーリア、ウインマリリンがおり、今後はタイトルホルダーのライバルに騎乗することも考えられるが、ぜひまたこの人馬で思い切りのよいレースを見せてほしい。

 

最後に、父・ドゥラメンテは2021年8月31日にこの世を去った。タイトルホルダーは初年度産駒ではじめて重賞を制覇した馬であり、出走がかなわなかった菊花賞を制した。ここでは父と子で三冠、と言わせていただく。

 

このようにいくつもの縁で繋がる馬だから、菊の花を捧げるのにふさわしい陣営が勝利したと思うのだ。

ブログ開設

競馬のことを「つぶやく」よりもう少し多く書きとめたいと思い、ブログを開設しました。

※以前別アカウントで公開していた記事も移動させています。

 

競馬歴:2016年末(の中山大障害)~

テレビでの視聴歴だと、2013年の日本ダービー、2015年桜花賞も記憶にあるのですが、その時は毎週テレビ観戦するほどになるとは思っていませんでした。

2016年9月紫苑ステークスは職場の人に誘われ現地観戦しています。以降、年1~2回程度は競馬場に行って観戦。直近では2020年2月に東京競馬場に行ったのが最後です。

 

応援している競走馬(引退した馬を含む):

オジュウチョウサンレッツゴードンキスマートレイアー、コウキチョウサン、ハルノナゴリ、ジョーカナチャン、ライオンボス、メロディーレーン、アエロリット、シゲルピンクダイヤ、エタリオウ、ラッキーライラック、ミライヘノツバサ、グランメテオール、ビターエンダー、ヴェルトライゼンデ、バビット、タイトルホルダー、ウェスタールンド、サウンドトゥルー、クールフォルテ、アルクトス、シゲルファンノユメ

(2021年10月現在) 

 

その他:

「みり」、「id:merlot_milliat」は、響きで決めたものなので、深い意味はありません。

 

2019-05-04 千直の王になれ 邁進特別

 2019年5月4日土曜日は、令和になって初めての中央競馬開催日だった。東京競馬場10レースはメトロポリタンステークス(芝2400m)だったが、本馬場入場の前から雹(ひょう)が降り出し、空は暗くなり雨を落とし雷が鳴り響く。競走馬と鞍上はもちろん、誘導馬さえ痛がって見えた。

一方、同日の新潟競馬場京都競馬場は晴天。メトロポリタンステークスの発走時刻が遅れ、土砂降りの様子が映されていた中継カメラが新潟に切り替わると、太陽の光がテレビの前だというのにまぶしく感じられた。

 

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2020-04-26 砂煙舞い、鞭が飛ぶ フローラステークス

第55回サンケイスポーツフローラステークス(GⅡ)は、2020年4月26日、強風の東京競馬場でスタートした。

 

直前には京都競馬場で第51回読売マイラーズカップが行われ、昨年の春秋マイル王・インディチャンプが1番人気に応え危なげなく勝利していた。フローラステークスの1番人気はスカイグルーヴ。2020年の桜花賞馬デアリングタクトと同じ、父エピファネイア×母父キングカメハメハ新馬戦の勝ち方もあって期待されていた。

私はステイゴールド系の馬が好きなので、ここでは父オルフェーヴルのホウオウピースフル(2番人気)を応援。

 

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